BLACK PELLET
石炭を燃やしている場所を、
作り替えずに脱炭素へ。
今、最も要望されているブラックペレット(半炭化ペレット)事業の立ち上げ・立案・実行などご相談を承ります。
01
何に使うのか。なぜ、これなのか
ブラックペレットは、石炭の代わりに燃やす燃料です。使い道は、いま石炭を燃やしている場所。新しい設備を建てる話ではありません。
主戦場
石炭火力発電所
日本の電気のおよそ3割を作っています。石炭に混ぜて燃やし、混ぜた分だけCO2を減らします。
置き換えが進行中
セメント工場
セメントを焼く窯(キルン)で大量の石炭を使っています。ここも置き換えが始まっています。
燃料を探している
自家発電を持つ工場
製紙・鉄鋼・化学など、自前の石炭ボイラを持つ企業。混ぜられる燃料を探しています。
石炭火力のCO2を減らす道は、三つしかありません
道 1
発電所を止める
電気が足りなくなります。日本の電気のおよそ3割が石炭火力。明日には止められません。
道 2
水素・アンモニアに換える
まだ5年から10年かかります。大がかりな改造と、新しい供給網が要ります。
道 3
石炭に混ぜて減らす
今日から始められます。いまある設備を使い、混ぜた分だけ確実に減らす方法です。
では、何を混ぜるのか
白い木質ペレット・木質チップ・PKS
石炭用の粉砕機では砕けません。専用の設備を足すことになり、混ぜられる割合も数%どまり。濡れると崩れるため、屋根も要ります。
ブラックペレット
石炭と同じ設備で、そのまま扱えます。同じベルト、同じ粉砕機、同じ炉。20%の混焼が実証済み(能代火力3号機・2024年11月)。屋外に積めます。
いまある発電所をそのまま使って、今日からCO2を減らせる。
この条件を満たす燃料が、いまのところこれしかありません。
02
ブラックペレットとは、何ですか
木を200〜300℃で蒸し焼きにして、粒に固めたもの。炭になる一歩手前で止めます。焼き加減で、ぜんぶ別物になります。
製造の6工程
200〜300℃・1〜2時間
この一工程が、すべてを変えます
蒸し焼きにすると、水をはじく性質(疎水性)と、もろく砕けやすい性質が生まれます。雨や雪に濡れても崩れず、屋外に積んでおけます。
できあがるもの
高位発熱量 5,000 kcal/kg 超
目標値。水分は10〜15%、粒は直径8〜10mm。
原料
木なら何でも
間伐材、林地残材、製材の端材、果樹の剪定枝、解体で出た木材。売り先がなく、捨てられていたものが使えます。
03
ほかの燃料と、どこが違うのか
| 木質チップ | 白い木質ペレット | PKS(ヤシ殻) | ブラックペレット | 石炭 | |
|---|---|---|---|---|---|
| エネルギーの量 | 約2,500 kcal/kg | 約4,300 | 約4,000 | 4,300〜5,500 | 約6,100 |
| 雨や雪に濡れると | 腐る・発酵する | 崩れる | 崩れにくい | 崩れない | 問題なし |
| 保管 | 屋根が要る | 屋内が要る | 屋外可 | 屋外に積める | 屋外 |
| 石炭用の粉砕機で砕けるか | 砕けない | 繊維が残り砕けない | 砕けない | 石炭と同じように砕ける | — |
| 発電所の改造 | 専用設備が要る | 必要。混焼率も小さい | 専用設備が要る | 大きな改造なしで混ぜられる | — |
| 実証された混焼率 | 数% | 数% | 数% | 20% 能代火力3号機・2024年11月 | — |
| どこから来るか | 国産 | 年864万トンを輸入 | ほぼ全量が東南アジア | 国産にできる | ほぼ全量が輸入 |
ブラックペレットの値打ちは、よく燃えることではありません。
いまある石炭火力を、作り替えずに、そのまま使えることです。
白いペレットでは、なぜ駄目なのか
繊維が残っているため、石炭用の粉砕機では粉になりません。専用の設備を足すことになり、混ぜられる割合も数%にとどまります。
発熱量は一般的な代表値で、含水率により振れます。輸入量は2025年・財務省貿易統計に基づく集計。
04
石炭火力で、どう使われるのか
石炭と同じ道を、同じように通ります。
すぐ始められます
設備投資も工期も小さく済みます。置き換えた分だけ、その日からCO2が減ります。
発電所を止めずに済みます
石炭火力は日本の電気のおよそ3割。止めれば電気が足りません。使いながら減らす方法です。
水素・アンモニアより先に届きます
本格的な置き換えには、まだ5年から10年かかります。その間を埋められるのがこれです。
実証は済んでいます
東北電力 能代火力3号機で、石炭に20%混ぜる試験に成功(2024年11月)。福島県新地町の新地発電所(200万kW)は、すでに木質ペレットを年14万トン程度使用。ただし混焼率はまだ3%です。
出典:東北電力 発表(2024年11月15日)ほか報道/相馬共同火力発電 公表資料
05
カーボンニュートラルと、どう関係するのか
石炭
空気中のCO2が「増える」
地中に眠っていた炭素を掘り出して燃やします。= 片道。戻りません。
木
差し引き「ゼロ」と数える
木が育つときに空気中から吸った炭素を燃やします。燃やす/育つ、の循環です。
だから、石炭を減らしてブラックペレットに置き換えた分だけ、発電所のCO2はそのまま減ります。
年1万トンを石炭の代わりに使うと ─ 約1.9万トン-CO2 /年
一般の家庭およそ7,400世帯が1年間に出す量(1世帯あたり年2.57トンで換算)。
計算の中身(どなたでも確かめられます)
BP 1万トン = 約209,000ギガジュール
→ 同じエネルギーを石炭で出すと 約8,100トン(一般炭 25.7GJ/t)
→ 石炭は1トンで 2.33トンのCO2(国の定めた係数)
→ 8,100 × 2.33 = 約18,900トン
数字を大きく見せません。
国が定めた係数だけを使い、計算の過程を全部お見せします。
出典:環境省・経済産業省「算定・報告・公表制度」の排出係数/環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査
06
なぜ、これを進めるのか
四つのことが、いっぺんに動きます。
1
燃料を、日本で作れます
木質ペレットの年間輸入量は864万トン(2025年)。日本は世界第2位の輸入国です。脱炭素のための燃料まで、海の向こうから買っています。
2
山の手入れが進みます
間伐材や林地残材は、切っても運び出す費用が出ないため山に置かれたままです。値段がつけば、止まっていた間伐が動きます。森林の手入れは、土砂災害への備えそのものです。
3
お金が地域に残ります
燃料代が海外へ出ていくかわりに、伐採・運送・破砕・解体の代金として地元に落ちます。一度きりの投資ではなく、工場が動くかぎり毎年くり返されるお金です。
4
CO2が、いま減ります
新しい発電所を建てる必要も、10年待つ必要もありません。いまある設備で、今日から減らせます。
脱炭素の順番
切っても売れなかった木に、値段がつく。
その木が、日本の電気になる。
07
株式会社森林再生ができること
| 事業の立ち上げ・立案・実行 | 構想の段階から事業計画、実行までご相談を承ります。 |
|---|---|
| 木質原料の調達 | 全国の供給ネットワークで木質原料を集めます。 |
| 海外からの原料の輸入 | 国内で足りない分の調達もお手伝いします。 |
| 供給と生産管理 | 供給する側の体制づくりまで含めて設計します。 |